テスラ上海工場、4年足らずで中国製の車100万台を輸出
【東方新報】米国の電気自動車メーカー、テスラ(Tesla)は28日に、上海工場から100万台目の中国製車両を出荷したと発表した。このマイルストーンは、中国の強力で整った産業サプライチェーンを示していると言われている。 28日には、上海の南港埠頭からテスラの「Model 3」がイギリスへ出荷され、4年足らずで中国製テスラが100万台輸出されたことが確認された。 「今日、中国製テスラの100万台目が上海南港埠頭から出発した。最初の輸出から4年も経たないうちに、中国製テスラはヨーロッパ、アジア太平洋、オーストラリア、ニュージーランドで販売され、海外市場で高い評価を得ている」とテスラの陶琳(Tao Lin)副総裁が微博(ウェイボー、Weibo)に書いている。 テスラの生産スピードは、中国の製造力が高く、国際的に需要が高い製品を効率よく生産できることを示している。 上海のギガファクトリーは、テスラにとって重要な輸出拠点であり、生産基地としても中国の製造業に重要な役割を果たしている。工場では、約30秒ごとに新しい車が生産ラインから出ている。 2019年1月7日に上海のギガファクトリーが臨港新区で着工し、その年の12月30日には最初の車が納車された。着工から納車まで1年もかからなかった。 さらに、テスラの上海メガパックエネルギー貯蔵工場も順調に進んでいる。 2024年9月末までに、主要な工場建設が60パーセント以上完成しており、2025年の第1四半期には正式に生産が始まる予定だという。年間で1万台のメガパックを生産し、合計で約40ギガワット時の蓄電容量を目指している。この新工場は世界中に供給し、中国のインテリジェント製造を国際的にさらに強固なものにする狙いがある。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。