奥深い「仏教のこころ」自由に書を見て感じて 京都府長岡京市で住職が初の個展
京都府長岡京市奥海印寺の常光寺で9日、菅田祐準住職(73)の初めての個展「仏教のこころ筆墨展」が始まった。仏教の経典の一節や自作の詩歌を記した33作品が本堂に並んでいる。 菅田住職は京都西山短期大講師として書道と書道史を教えている。本堂と山門の改修から10年になるのを機に、研究を続ける仏教の奥深さを表したいと展示を企画した。 「一切時中聞妙法」や「法楽」といった菅田住職が共鳴した言葉や、自身の歌集から選んだ短歌をやわらかな筆遣いで表現。仏教の世界観を訪れた人に語りかけている。 菅田住職は「われわれは宇宙の命とともにあるというのが、仏教を求め続けていただいた世界。自由に書を見て感じてほしい」と話している。 無料。12日まで。午前9時半~11時半、午後1時半~4時。