エディンバラ公爵夫人ソフィー妃の知的エレガントなティアラ・スタイル【前編】
1999年に王室入りしたエディンバラ公爵夫人ソフィー妃は、フルタイムで公務を行うワーキング・ロイヤルとして際立った存在。結婚式で着用したアンテミオン・ティアラやアクアマリンのティアラなど、公爵夫人がこれまでに着用した印象深いティアラの数々を前半と後半に分けて詳しくご紹介します。
1999年6月
エドワード王子との結婚式でソフィー妃がつけたのは、アンテミオン・ティアラ。たちまち妃のお気に入りのヘッドピースの一つになりました。これはエリザベス女王のプライベートなジュエリーコレクションの一つで、ソフィー妃の結婚式の日に贈られたのだとか。”アンテミオン”という名前はこのアクセサリーの模様から来ていて、古代ギリシャで用いられた植物のモチーフ。扇のかたちに似ています。
2001年8月
ソフィー妃が二度目にアンテミオン・ティアラを身につけたのは、ノルウェーのホーコン王太子とメッテ=マリット王太子妃の結婚式でのこと。このティアラの来歴ははっきりしていませんが、噂によると、エリザベス女王のコレクションの一つである、ヴィクトリア女王のリーガル・サークレットの中から、4つのアンテミオンを使って作ったものだと言われています。
2004年5月
デンマークのフレデリック皇太子とメアリー皇太子妃の婚前祝いに参加したソフィー妃の頭上に輝いていたのは、控えめなフローラル・ティアラ。その後、妃がこのティアラを着用した姿は目撃されていないところを見ると、貸与されたものと思われます。
2004年5月
デンマークのフレデリック皇太子夫妻のロイヤル・ウエディングには、アンテミオン・ティアラを着用。鮮やかなピンクのオフショルダードレスをまとい、小さなクラウンのかたちをしたイヤリングと共に身に着けました。
2005年11月
モナコのアルベール2世の即位式でソフィー妃がお披露目したのが、今ではウェセックス・アクアマリン・ティアラと呼ばれるティアラ。中心部分に、あっと驚く巨大なアクアマリンがあしらわれています。詳細は明らかになっていませんが、このティアラはソフィー妃のために、イギリスの著名なジュエラー、G. Collins & Sonsがあつらえたものと報じられています。
2006年3月
アクアマリン・ティアラの一番いいところは、アレンジ可能なところ。ロンドンで催された、子どものためのチャリティ団体チャイルドライン&ミッション・インファンスのロイヤル・ガラ・ディナーで、ウェセックス・アクアマリン・ティアラをネックレスとして着用しました。ネックレスが目立つよう、襟ぐりの空いたシンプルなドレスに合わせて。
Translation: mayuko akimoto From: TOWN&COUNTRY