今季10勝した元ソフトバンクのマルティネスに対しレッズがQOを提示
シンシナティ・エンクワイアラー紙電子版が4日(日本時間5日)、レッズが元ソフトバンクのニック・マルティネス投手にクオリファイング・オファー(QO)を出したと伝えた。今季のQOは2105万ドル(約33億円)。先週末に来季の1200万ドル(約18億円)のプレーヤーオプションを拒否、4年連続のフリーエージェントとなっていた。 【写真】フォーム比較 ソフトバンク時代のマルティネス 同紙によると、レッズとマルティネスは複数年の契約延長について話し合ったが不調に終わっていたという。レッズは今季42試合に登板し、うち16試合に先発した右腕がメジャーでは自己ベストの10勝(7敗)、142回1/3を投げ、防御率3・10を記録したことでQOを出した模様だ。 マルティネスは2018年から3年間、日本ハムに在籍し12勝18敗。2021年にはソフトバンクで9勝4敗だったが、オフに帰国しパドレスで2年プレーし、昨年オフにレッズと2年契約を結んでいた。 ◆クオリファイング・オファー(QO) 球団が手放したくない選手に対して規定額(MLBの年俸上位125名の平均/2105万ドル(約32億円)の1年契約のオファーを出すことができる。選手はそこから10日間でそのオファーを受けるかどうかを決断することになっている。拒否した選手はFAとなるが、その選手と契約を結んだ場合、契約した球団は最もドラフト指名権、元の球団に譲渡しなければならない。
報知新聞社