「本当に苦しかった」河本結、5年ぶりの復活優勝に涙! 30歳でロス五輪出場を目指す
黄金世代、区切りの50勝目
とはいえ、待ちに待った復活優勝だった。前回の優勝は約5年前、2019年4月のアクサレディス。翌2020年には米ツアーに挑戦したものの、環境の違いに戸惑ったこともあって結果を出せず、2021年シーズン途中に撤退。その後、低迷期が続いたが、QTランキング4位の資格でツアー参戦した今季は開幕から好調をキープ。前週まで10試合でトップ10入りを果たし、5月のブリヂストンレディスと前週の北海道meijiカップでは2位に食い込んでいた。そのいい流れをこの大会につなげた。 「つらい思い、情けない思い、悔しい思い、悲しい思い、いろんな心ないことを言われて、泥水飲んだじゃないけど、遠回りして、でも、また、こうやってちゃんと優勝。今までやってきたことのおかげで優勝できたし、自分が100%ゴルフに向き合っていると思うと、それがあったから今の自分がいるのかなと思います」 1998年度生まれの黄金世代が挙げた優勝はこれが区切りの50勝目。 「え、すごくうれしいです。私たちの世代で女子ゴルフを盛り上げたいという気持ちがあるので、まだまだ若い子には負けたくない。オリンピックに30歳、50歳の方が出ているのを見て、30歳(で迎える2028年五輪)ロスを目指したいという気持ちになりました。30歳で(トレードマークの)リボンして出るのが目標です」 この復活Vで所属契約を結ぶリコー主催の最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月21~24日、宮崎カントリークラブ)への出場権も獲得した。 「めっちゃうれしいです。昨日、リコーの山下(良則)会長から頼むぞと。勝ててよかったです」 "燃える女"河本の巻き返しが始まった。
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