『民衆の歌』ほか豪華な歌唱に期待高まる 現・帝劇最後の『レ・ミゼラブル』製作発表会見に総勢84名キャストが勢揃い
作品と共に成長してきたキャスト、念願の初参加キャストそれぞれの思いを胸に
ファンテーヌ役3人はいずれも初役ながら、昆夏美は2013年よりエポニーヌ役として出演、生田絵梨花は2017年からコゼットを、前回2021年はエポニーヌを演じファンテーヌで3役目。木下晴香は作品に初参加と三者三様。 「ひとつの作品に違う役で出演することが初めてなのですが、その初めての経験を大好きな『レ・ミゼラブル』でできて嬉しい」(昆)、「コゼット、エポニーヌに続いて3役目の新しい挑戦です。初めて帝劇に立ったのはこの作品でコゼットを演じた時でした。今回のクロージング公演、ファンテーヌとしてしっかり踏みしめていきたいです」(生田)、「いつか『レ・ミゼラブル』に携われるように頑張ろうと思っていました。合格の連絡をいただいた時、自分はこんなにも『レ・ミゼラブル』の世界で生きてみたかったんだと強く感じたほど嬉しかった。ファンテーヌの壮絶な人生に覚悟をもって飛び込んでいきたい」(木下)とそれぞれ語る。 エポニーヌ役は2019年から3度目の挑戦となる屋比久知奈、初参加の清水美依紗、日本版には初参加ルミーナの3名。 「1回目は必死で、2回目はそれを踏まえて何をできるか考えながら挑みました。今回はある意味初心に戻り、まっさらな状態でエポニーヌに向き合えたら」(屋比久)、「本当にドキドキしています。歴史の長い作品に関わることができてすごく嬉しい」(清水)、「帝国劇場のラストに、大好きな作品でエポニーヌとして参加できて光栄です」(ルミーナ)。 マリウス役は3度目の出演となる三浦宏規、初参加の山田健登と中桐聖弥の3人。 「2019年の最初の出演の時は10代で、お兄さんたちに必死についていっていました。気付けばなんと(3人のうち)一番年上。先輩方に色々教えていただいたように、僕も何か伝えられたらいいなと思いますが、ふたりからもたくさんのことを学ばせていただこうと思います」(三浦)、「この作品に出会えたことに感謝して、謙虚に誠実に向き合っていきたい」(山田)、「どんどん稽古も進んでいて、先輩方や仲間たちと一緒に稽古に励んで、刺激を受けています。どんどん挑戦し、中桐聖弥らしいマリウスをお届けできたら」(中桐)。 バルジャンの養女となるコゼットは前回公演に続いての出演となる加藤梨里香と敷村珠夕、さらに大学在学中でこれがミュージカルデビューとなる水江萌々子が加わる。 「2度目のコゼットへの挑戦ですが、改めて一番緊張する作品だなと実感しています。また一からコゼットと向き合い、精一杯努めていきたい」(加藤)、「また『レ・ミゼラブル』の世界で生きられることが本当に嬉しい。歴史ある素晴らしい作品の一部となれるよう、しっかりお稽古と向き合います」(敷村)、「ミュージカル初出演ですごく緊張していますが、稽古を重ねる中で、コゼットは本当に愛に溢れた女性だと感じています。私がこれまでの人生でもらったたくさんの愛を糧にコゼットとして生きていければ」(水江)と挨拶を。