「自立している女性にとって結婚はなんの意味があるのか」複数の異性を同時に愛することは現代社会での処世術
複数パートナーがいる30代女性
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ ーDATAー 村上さん(仮名) 31歳 / 職業:医療関係 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ 経済的に自立している村上さんは、デートも体の関係も複数の男性と楽しむ「分散恋愛」をしている。特定の男性との「おつきあい」「彼氏・彼女の関係」をしない彼女が考える幸せなパートナーシップとは。
彼氏でもセフレでもない。分散恋愛のパートナー
――村上さんは現在、パートナーが複数いるのですか? はい。現在は3人のパートナーがいます。以前は最大5人いたこともあります。(以下同、村上さん) ――そのパートナーたちとの関係性はどんなものですか? 彼氏でもないし、セフレでもない。体の関係がある人もいるけれど、毎回ではないし……。“異性の親友”という感覚が一番近いかもしれません。 ――パートナーとはどのようなつきあい方をしていますか? お互い束縛しないような関係でおつきあいしていますね。 ――パートナーは村上さんに複数パートナーがいることを知っていますか? 知っています。過去に複数パートナーがいることで揉めたことがあるんです。相手からGPSをつけられて監視されたこともありました。それからは事前に複数パートナーがいることを話して、許容してくれるパートナーを選んでいます。 ――今の状態は恋愛を分散している、ということでしょうか? なにをもって「恋愛」ととらえるか難しいと思うのですが、デートや体の関係を伴う関係性を「つきあっている」「恋愛」というのだとしたら、今の自分は分散恋愛をしていますね。ショッピングに行きたい友達と、美術館に行きたい友達って違うじゃないですか。恋愛の相談をする友達と、仕事の相談をする友達も違う。男性のパートナーも女友達同様に、やりたいことや話したいことが3人とも違うので、それぞれ違うつきあい方をしています。 ――それぞれのパートナーに対して抱く感情は、“恋愛感情”なのでしょうか? うーん、難しいですね。人として好きみたいな、“人類愛”に近いのかもしれません(笑)。 ――3人のパートナーに対しての愛情に差はありますか? 私の感覚的には、3人ともに全力で向き合っているつもりです。 3人のうち、ひとりのパートナーとは私の価値観について食事をしながら話し込む関係性で、パートナーは「いやぁ、個性的な価値観やなぁ」と言いながら、私という人間を楽しんでいる感じがしますね。