日本がオウンゴールで同点に追いつく(撮影・西海健太郎）

　◇W杯北中米大会アジア最終予選C組　日本ーオーストラリア（2024年10月15日　埼玉スタジアム） 【写真】＜日本・オーストラリア＞後半、失点する日本（撮影・西海健太郎） 　サッカー日本代表（FIFAランク16位）は15日、26年W杯北中米大会アジア最終予選でオーストラリア（同25位）と対戦した。 　オーストラリア代表は宿舎から会場の埼玉スタジアムへ向かうバスが事故渋滞に巻き込まれて到着が大幅に遅れたと、オーストラリアのメディアが報じた。 　バスに2時間以上缶詰となり、スタジアム到着は試合開始（午後7時35分）の49分前、午後6時46分だった。 　オーストラリア代表の選手は、慌ただしい準備を強いられて試合に臨むことになった。 　序盤から自陣に引いた守備的な戦い方について、ネットでは豪州サポーターから批判の声が上がった。試合前のバス渋滞にかけて「（試合でもゴール前に）バスを停めている」とゴール前に人数をかけて守る英語の表現で揶揄する声も。「恥ずかしい戦い方」「なぜこんなつまらない監督を雇ったんだ」とポポビッチ新監督に批判がとんだ一方で、「日本にスペースを与えたら死刑宣告を受ける」と守備的戦術に理解を示す声もあった。 　前半0－0で折り返した後には「日本での日本戦で引き分ければ歴史的結果になるだろう。ポポビッチ監督を非難しないよ」など弱気な意見が目立ったが、後半13分に日本のオウンゴールで先制すると「これぞトータルフットボールだ！」などと一気にヒートアップ。 　その一方で「ゴールに値しない」「ゴール枠に1本もシュートが飛んでいないのに1－0だ」「フットボールはファニーなゲームだな」と皮肉まじりの意見も目立った。 　後半31分に今度はオウンゴールで失点し１－１となると、「オウンゴールマッチだ」「オーストラリアがゴール、今度は自分のゴールにね」「日本がすること（オウンゴール）は、オーストラリアならもっとうまくできる」とネットでは盛り上がりを見せた。 　▽2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選　18チームが3組（A～C）に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位はプレーオフに回る。プレーオフでは6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレーオフに進む。最大9チームが出場権を得る。