巨人ドラ1・石塚裕惺、長嶋茂雄記念岩名球場で年始始動 同じ千葉出身「ミスターに近づけるように頑張りたい」
巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(18)=埼玉・花咲徳栄高=が3日、千葉県佐倉市の長嶋茂雄記念岩名球場で年始始動を公開した。冷たい雨が降る中、巨人カラーであるオレンジのバットとグラブを使い、打撃に守備に軽快な動きを披露。「ミスターに近づけるように頑張りたい」と、同じ千葉出身である長嶋茂雄終身名誉監督(88)のような大選手になることを誓った。 プロの世界へ挑む第一歩は、ミスターの名を冠した縁起の良い地から踏み出した。石塚はフリー打撃で、中学3年の弟・太惺さんが投げる球を打ち返し、柵越えも放つなど快音を響かせた。遊撃で受けたノックでは、二塁に入った太惺さんと息の合った連係プレーを見せる場面も。父・康直さん(49)もサポート役を務め、黄金ルーキーを”家族愛”で支えた。 練習後は球場内の長嶋茂雄記念展示室で、現役時代の長嶋さんの写真やユニホームを見学。「日本プロ野球界のスーパースター」と憧れを強くした。ミスターと同じくジャイアンツの顔となるべく、1年目から勝負する覚悟。「がつがつアピールして、早く東京ドームでプレーしたい」と力を込めた。
中日スポーツ