【Bellator】パトリッキー・ピットブル「サトシとはグラウンドに持ち込むこともできた」×シャブリー「ムサエフをあれ以上傷つけたくなかった」
2023年11月17日(日本時間18日)、米国シカゴのウィントラスト・アリーナで開催される『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』(U-NEXT配信)の会見が15日、同地にて行われた。 【写真】ムサエフをTKOに下したシャブリー、中足で腹・肋骨を突いた メインカードでは「ライト級ワールドGPの準決勝戦」が行われ、日本で緊急参戦のホベルト・サトシ・ソウザに3R TKO勝ちし、クレベル・コイケと乱闘騒ぎになった元ライト級王者のパトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)と、準々決勝でトフィック・ムサエフをボディキックでTKOに下したアレクサンダー・シャブリー(ロシア)が激突する。 ▼Bellatorライト級ワールドGP準決勝 5分5R パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)1位・25勝11敗 アレキサンダー・シャブリー(ロシア)2位・23勝3敗 10月7日のもうひとつの準決勝では、王者ウスマン・ヌルマゴメドフが、挑戦者ブレント・プリムスを5R判定で退け王座防衛に成功も、薬物検査の陽性反応でカリフォルニア州アスレチックコミッションから、5万ドルの罰金と6カ月間の出場停止処分を受けている。 プリムス戦は「ノーコンテスト」が決定し、王座剥奪&GP撤退も予想されるヌルマゴメドフの状況を受けて、パトリッキーとシャブリーはともに、「今回の試合はライト級王者決定戦だと思っている」と口を揃えた。 ◆パトリッキー・ピットブル「ウスマンはベルトを返上すべきだ」 「(前回のホベルト・サトシ・ソウザ戦の勝利について)僕のもう一つのニックネームは“キング・オブ・ノックアウト”だ。俺は柔術の黒帯だけど、打撃が大好きなんだ。サトシとはグラウンドに持ち込むこともできたけど、俺の打撃が彼を圧倒した。今回も“ピットブル・スタイル”で戦う。俺は戦うことが大好きだし、金曜の夜(日本時間18日昼)はそうする。 俺にとってこの試合はタイトルマッチ。ベルトが無くても関係ない。ルールはルール。彼(ウスマン・ヌルマゴメドフ)が禁止薬物で陽性反応を示したのなら、ベルトを返上すべきだ。それが俺の意見だ。 もちろん準備はできている。俺には世界チャンピオンでいっぱいの世界最高のチームがある。このチームとは10年以上一緒に練習してきたし、自分のレスリング、打撃、そしてチームを信じている。ベルトを獲りに行く準備はできている。この試合は1Rで終わらせることができる。疲れていても、俺の手にはパワーがある」 ◆アレクサンダー・シャブリー「今回はライト級のチャンピオン決定戦だと思っている」 「(前戦の)トフィク・ムサエフ戦は素晴らしいゲームプランで、僕はそれを実行した。僕が彼の胸郭を打ったとき、その威力を感じたからだ。すぐに試合を続けて追撃することもできたが、これ以上彼を傷つけたくなかった。 パトリッキー・ピットブルにも同じことをするつもりだ。この素晴らしい対戦のために、僕は素晴らしいゲームプランを持っている。(パトリッキーとのケージレスリングの準備についても)次の対戦相手が誰であろうと、僕は常にレスリングに取り組んでいる。この試合も同じだ。 1年前にブレント・プリムスという元チャンピオンと対戦し、ベンソン・ハンダーソンを下している彼を止めた。そして3月にムサエフをTKOした。今回は、ライト級のチャンピオン決定戦だと思っている。プリマスが敗れ、ヌルマゴメドフが陽性反応を示したんだ。 パトリッキーの褒めるべきところは褒めなければならない。僕が格闘技を始めた頃、ピットブルの試合をいつも見ていた。ピットブルファミリーは多くのことを成し遂げてきたけど、僕も最高の選手たちと戦ってきた。ピットブル兄弟に勝つことは大きな意味がある」
【関連記事】
- 【Bellator】バンタム級の“真の王者”は? 正規王者セルジオ・ペティス「遅咲き選手の手本になりたい」×GP優勝の暫定王者パッチー・ミックス「アーチュレッタに敗れた経験がここに導いてくれた」
- 【PANCRASE】河村泰博「僕が勝つことによって下と思われている団体の選手に勇気を持たせられる」×透暉鷹「世界を見据えたバンタム級の自分に期待を」
- 【Bellator】ウスマン・ヌルマゴメドフが禁止薬物陽性反応について「医師から処方された薬を介して体内に入った」
- 【PANCRASE】ウェルター級王座戦・林源平vs.住村竜市朗、バンタム級暫定王座戦・透暉鷹vs.河村泰博、フライ級暫定王座戦・伊藤盛一郎vs.有川直毅など7カード発表!
- 【RIZIN】朝倉海、援軍に「待ち切れない」──元UFCのヴィンス・モラレスがJTT合流で大晦日アーチュレッタ戦へ