「一生このクルマと添い遂げる」……なんて思いが打ち砕かれる出来事多数! 長く付き合うには「完璧を求めないユルい心」が大切だった
●できるだけノーマルか、それに近い状態を維持する
ノーマルの状態が飽きてくるとちょっと手を加えたくなる人がいます。このときに注意しておきたいのが「できるだけノーマルか、それに近い状態を維持する」こと。いつでもノーマル戻しができるようにしておきたいものです。数多くのオーナーさんを取材していてわかったことが、「いろいろ手を加えても結局ノーマルがイチバン」という結論にいたる人が多いという声です。個人的にもここが大事なポイントのように感じています。
●整備の明細をファイリングして保管する
愛車の整備記録はメンテナンスノートに記載されます。それ以外に、整備工場などから修理箇所を記した明細が渡されます。これらの書類をきちんとファイリングして保管すると、愛車のコンディションを把握できるようになります。ファイルは市販のクリアファイルなど、なんでもいいのです。そのクルマの歴史そのもの。まさに「サービスヒストリー」です。
●同じクルマを所有する友人や知人との付き合いを大切にする
クルマとしてはそろそろ別のモデルに買い替えたいけれど、いま付き合いのある友人や知人と疎遠になってしまうのは寂しい。それならば、現在所有しているクルマを維持しようという考え方もありです。いくつになっても「類トモ」の存在って大事です。もう手放そうか迷っているとき、仲間に相談してみてください。おそらく全力で止めてくれますから(笑)。
●まとめ:完璧を求めない
完璧な人がいないように、完璧なクルマも存在しません。あえて「余白」があるからこそ、思わぬアイディアがわいてくることもあります。気もち的にも金銭的にも余裕があると自然とゆるさも生まれます。この「余裕」こそ、大事にしたいものです。それこそが「無理をせず、1台のクルマと長く付き合う方法であり、極意」といえそうです。
松村 透