築50年団地暮らしの「掃除と洗濯の工夫」。狭い室内でも3段物干しでコンパクトに
今、団地に注目が集まっています。「リノベーションすることで割安感のある好みの住まいになる」「建物がある敷地が広くて緑が豊か」といったことがおもな理由。 【写真】コードがごちゃつきがちなドライヤーはカゴバッグに 築50年ほどの団地をリノベーションして暮らす、料理家・エッセイストの藤原奈緒さんの住まいをご紹介します。苦手な家事を楽しくする工夫と、忙しい毎日を癒やしてくれるものについて教えてもらいました。
苦手な家事を楽しくする工夫
家事はさほど得意ではないという藤原さんが取り入れている、洗濯や掃除の工夫とは?
●室内干しは3段物干しでコンパクトに
洗濯物を干すときに愛用しているのが、大木製作所のタワー型室内物干し。「ワンタッチでコンパクトにたためるので、洗濯機の脇に立てて収納しておけます」 互い違いになるように桟がずらしてあるので、長いものもすっきり干せて便利。
●掃除道具は扉の裏側にまとめて収納
掃除道具は廊下の途中にあるアウター用に使っているクローゼットの扉の裏側にひとまとめに。スティック型の掃除機にチリトリ、素材の違うホウキが2本。場所や汚れに応じて使い分けます。 洗面所にはルンバが。「ルンバには本当に助けられています。ルンバが動きだすと『私もやらなきゃ』って思うんです」 洗面台の下にはルンバのほかに、バスソルトやドライヤーなどのケア用品も。コードがごちゃつきがちなドライヤーはカゴバッグに入れてすっきりと。
忙しい毎日を癒やしてくれるのはアートや本
眺めて、身の回りに置いて、心を豊かにしてくれるもの…。プライベートを充実させるあれこれを拝見しました。
●寝室は余計なものを除いて限りなくシンプルに
眠るための空間にはライトも置かず、サイドテーブルも小さな丸イスだけ。「あれこれ情報をそばに置かないことで、安眠をかなえてくれるインテリアに」。 起き上がってまず目に入る足元の壁には、ハワイ・モロカイ島で撮影されたという砂原 文さんの波の写真が。
●書棚には大好きな本がずらり
幼い頃から本を読むのが大好きだったという藤原さんの本棚には、生活文化や暮らしの哲学、生き方、暮らし方、あらゆるジャンルの新旧の本がずらり。 「どれも手元に置いて読み返したいものばかりです」
ESSE編集部