高田馬場の東亜DKK本社で福祉アート展 オフィスにアート作品を展示
障害者や高齢者アーティストを対象とした福祉アート展「第3回新宿アール・ブリュット企業展」が12月10日から、東亜ディーケーケー本社ビル(新宿区高田馬場1)ので行われる。主催は新宿区内社会福祉法人連絡会と協賛企業で構成する「新宿アール・ブリュット企業展推進コンソーシアム」。(高田馬場経済新聞) 【写真】福祉施設の利用者と協賛企業の社員が共同で作った作品 新宿区内の福祉施設や高齢者施設の利用者が描く作品を企業のオフィスに展示することで、多様性・公平性・包摂性(DE&I)の推進とアーティストの活躍の場を広げることを目指す同展。人材サービス会社ネオキャリア(西新宿)で「オフィスを明るくするために、アートを飾りたい」との声が挙がったことをきっかけに、新宿区内の福祉施設などが協力する形で昨年3月から始まった。 同コンソーシアム代表の今井康之さんは「施設の利用者はこのアート展での入選や、実際にオフィスに訪問して自分の作った作品が展示されているところを見学することで、作品の見せ方や創作プロセスなどを考えるようになり、創作意欲が増している」と話す。 今回は区内の福祉施設から集まった約300作品を5カ所のオフィスで展示。東亜ディーケーケーでは約20作品を展示する。福祉施設の利用者と協賛企業の社員が共同で作成した作品も各会場で展示する。 東亜ディーケーケー企画担当者の井上慶子さんは「中期経営計画の中での地域貢献の一環だが、純粋に面白そうでこれなら当社でもできると思い企画した。たくさん社員が関わるのも魅力。アートを飾ることで当社の活気にもつながれば」と話す。 開催時間は10時~15時。12月12日まで。
みんなの経済新聞ネットワーク