井上尚弥と戦う!? 元統一王者ダニエル・ローマン引退撤回&現役復帰意向
<プロボクシング:フェニックスバトル126大会>◇12日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援 【写真】衝撃のTKO決着 元WBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級統一王者ダニエル・ローマン(34=米国)が引退撤回し、現役復帰する意向を示した。メインイベントの東洋太平洋同級タイトル戦(王者中嶋一輝-同級6位辰吉寿以輝戦)などを視察するために来場し「王者の中嶋選手はパワー、正確性、忍耐力があった」と高く評価した後、自らの現状について説明。1カ月ほどの日程で、日本のボクシングジムでトレーニングしていると明かし「ここから反転し現役に戻りたい」と口にした。同級は現在、井上尚弥(31=大橋)が4団体統一王者となっている。 ローマンは17年9月、久保隼に9回TKO勝利してWBA世界スーパーバンタム級王座を獲得。18年2月には後楽園ホールで松本亮に判定勝利し、初防衛に成功するなど日本で世界戦している。特に王座防衛に成功した後楽園ホールには思い入れもあるそうだ。 19年4月には当時のIBF世界同級王者TJドヘニー(アイルランド)との統一戦を制し、2団体統一王者となった。20年1月、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に敗れて王座陥落。22年6月、当時のWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦して判定負けした後、現役引退を発表していた。