復興願い太鼓演奏 ひみ番屋街「輪島祭り」小中学生
氷見市のひみ番屋街で4日、輪島市の和太鼓チーム「輪島祭り太鼓」の小中学生ら10人が勇壮な演奏を披露した。能登半島地震で被災し、避難先の金沢市内から駆け付けた生徒もおり、力強い掛け声と太鼓の響きで、訪れた観光客らに復興への願いを届けた。 ひみ番屋街の「能登半島復興支援」を掲げた新春初売りイベントに出演した。 児童生徒らは、キリコが巡行する輪島大祭で演奏している曲を舞台用にアレンジし、華麗なばちさばきを見せた。ミニキリコを使って会場を練り歩き、大祭の雰囲気を伝えた。 代表の大江正明さん(64)らによると、地震や昨年9月の豪雨の影響で、チームが本格的に稽古できるようになったのは昨年11月からだという。4日の初売りイベントに出店した輪島塗の大藤漆器店(輪島市)の大藤孝行さん(42)がチームに所属しており、番屋街での初出演が実現した。 輪島市東陽中2年の山崎優香さんは「演奏できるのはうれしい。喜びを観客に届けたい」と話した。