バルセロナ、来季指揮官の選択肢は二択? チャビ監督説得を継続か | ラ・リーガ
バルセロナの指揮官探しの選択肢が絞り込まれ始めているようだ。スペイン『SPORT』が報じた。 現役時代にリオネル・メッシやアンドレス・イニエスタらとともにバルセロナの黄金時代を支え、2021年11月に指導者として同クラブに帰還したチャビ監督。2022-23シーズンにはラ・リーガ制覇を果たしたが、続く2023-24シーズンは序盤から不調が取り沙汰され、同シーズン限りでの退団を決断した。 その後、チャビ監督の後任探しが注視されるバルセロナ。これまではユリアン・ナーゲルスマン監督やハンジ・フリック氏、ロベルト・デ・ゼルビ監督など、多くの名前が浮上している。 しかし、今回の報道によれば、バルセロナの選択肢は二つに絞り込まれているとのこと。そのうちの一つはクラブのレジェンドにして現在バルセロナのBチームを率いるラファエル・マルケス氏を引き上げるというものであり、もう一つはチャビ監督を引き留めるというものだという。 現時点ではチャビ監督の退任の意思は変わらないと伝えられているが、バルセロナの財政状況を鑑みれば、これまでの指揮官と比較して安価な賃金で仕事を引き受けているとされる現指揮官は魅力的な存在となっているとのこと。もちろん、過去にラ・リーガを制していることから、スポーツ面での成功にも期待を寄せ、慰留に向けた説得が続けられる見込みだと伝えられている。 一方のマルケス氏も、チャビ監督と同様にそれほど高給にはならない見込みだという。カンテラから若い選手たちを引き上げてチームを築いていくというクラブの哲学にも沿う点も、ジョアン・ラポルタ会長とスポーツディレクターのデコ氏が真剣な選択肢とする要素となっているようだ。