「調べようがないミステリー」不適切党員登録の田畑議員 企業後援会の会長が心境語る「責任は本人がとらなきゃいけない」 富山
チューリップテレビ
不適切な党員登録の疑惑について、先月2回目の会見を開いた自民党の田畑裕明衆議院議員の説明責任は、果たされたのでしょうか。田畑議員の企業後援会の会長は“会見では真摯に対応していた”とした一方、第一選挙区支部の支部長としての責任は、本人がとらなければいけないとの見解を示しました。 【写真を見る】「調べようがないミステリー」不適切党員登録の田畑議員 企業後援会の会長が心境語る「責任は本人がとらなきゃいけない」 富山 田畑議員の企業後援会「響裕会」高田順一会長「会見みたけど、真摯に対応されたんじゃないかなと思ったよということは伝えました」 会見後に田畑議員に対してメールでこう伝えたというのは、支援企業でつくる後援会「響裕会(きょうゆうかい)」の高田順一会長です。 田畑議員を巡っては支援者と交わした電話の音声データから、支援企業の従業員名簿を元に無断で党員登録したほか、架空名義の党員を水増ししその党費の支払いに企業献金を充てた疑いが浮上。 田畑議員はこうした疑惑について、2度目の会見で不適切な党員登録が事務所管理の4割弱に当たる262人だったことを明らかにしました。 党員登録と党費の支払いは親族が行い、亡くなってからは田畑議員の父親が支払いを引き継いだとし、客観的な証拠は示しませんでしたが自身の関与を否定しました。 ■「本人自身が把握していない部分があるのでは」 会見を動画配信で見たという高田会長は…。 田畑議員の企業後援会「響裕会」高田順一会長「調べられた範囲内で話してもらったもんだという風には信じたい。本人は一生懸命説明したんだろうと思いますけども、ただ、分かっていない部分は、まだまだあるんじゃないかなと、本人自身がね。把握できていない部分は、あるんじゃないかという思いはあります」 田畑議員が企業献金を党費の支払いに充てた事実はないと説明した点については…。 高田会長「本人から、それは全く否定されたので、明確に否定されたので、響裕会との関係というのは、今回の問題とは全く切り離されたという感じはいたしました」 ただ、調査は「外部の専門家・弁護士」を交えて行ったとしていますが、具体的に誰が調査をしたかについては明らかにしませんでした。
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