今シーズン初のノリ入札会 日本一奪回へ 佐賀県有明海漁協
九州朝日放送
今シーズン、佐賀県の有明海で採れたノリの初の入札会が、28日朝、佐賀市で開かれました。不作だった過去2年と違い、黒く美味しいノリが取れているということです。 佐賀海苔共販センター(佐賀市西与賀町)で開かれた佐賀県有明海漁協の今シーズン初のノリの入札会には、1億1000万枚近くの秋芽ノリが出品され、買い付け業者51社、約300人が入札に参加し、黒味の艶や、香りを確かめました。 西久保敏組合長は「昨年一昨年の大凶作を受け、供給責任を果たすべく、質の良いノリを一枚でも多く生産できるよう、生産者一丸となって取り組む」とあいさつ。 佐賀県の山口祥義知事も「今年は官民一体となって、漁業者みんな一生懸命になって、日本一を奪回したい」と激励しました。 佐賀県有明海漁協によりますと、有明海の状況は良く、良質のノリを育む栄養塩が今シーズンは豊富で、日本一を奪回できると見ているということです。 入札結果は、出品された1億970万7300枚すべてが落札され、一枚当たり平均35円23銭と去年より1円33銭も高く、佐賀県有明海漁協は「幸先の良いスタート」と話しています。
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