先週の流入額上位-新規設定の「グローバル・オポチュニティ・パートナーズ・ファンド」など4ファンドが新たにランクイン
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2024年9月30日-10月4日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、新規設定の「グローバル・オポチュニティ・パートナーズ・ファンド」と「野村 ブラックロック世界優良企業厳選ファンドBコース」など4ファンドが新たにランクインした。
「グローバル・オポチュニティ・パートナーズ・ファンド」はアセットマネジメントOneが9月30日に設定した。日本を含む世界の上場企業を対象に、持続可能な競争優位性を有し、高い利益成長が期待される企業(ハイクオリティ成長企業)であり、市場価格が理論価格より割安と判断した10~25銘柄程度に厳選して投資する。
「野村 ブラックロック世界優良企業厳選ファンドBコース」は野村アセットマネジメントが9月30日に設定。外国籍ファンドへの投資を通じて、実質的に、新興国を含む世界の企業の中から長期的な値上がりが期待できる企業の株式に厳選して投資する。銘柄選別に際しては、競争優位性、経営陣の質、財務規律などに着目する。外国籍ファンドの運用は、「ブラックロック・インベストメント・マネジメント(UK)リミテッド」が行う。
両ファンドの他には、9月18日設定の「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」が初めてランクインし、「楽天・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:楽天・S&P500)が9月9-13日以来3週ぶりにランクインした。
先週の純資金流入額トップは「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」。638億円の純資金流入となり、2週連続のトップとなった。同ファンドのほかには、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Bコース(為替ヘッジなし)」と「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)が先々週(9月24日-27日)に続いてトップ10入りした。
一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「HSBC インド・インフラ株式オープン」、「オール・カントリー好配当リバランスオープン(年4回決算型)」、「ニッセイ 日本株ファンド」、「年金積立Jグロース」(愛称:つみたてJグロース)がランク外となった。
武石謙作