陸自オスプレイ、木更津に戻る/那覇に駐機/石垣では日米が防災訓練
与那国島での事故以降では、県内で初めての飛行となりました。那覇基地に駐機していた陸上自衛隊のオスプレイが12月2日基地を離陸し、千葉県の基地に戻りました。 与那国島で10月、陸上自衛隊のオスプレイが機体を損傷する事故を起こした影響で那覇基地では、日米の統合演習に参加していたオスプレイが駐機を続けていました。 このオスプレイは12月1日、那覇基地で試験飛行を行ない、12月2日午前9時すぎ、離陸して飛び去りました。県によると熊本県の高遊原分屯地を経由して、千葉県の木更津駐屯地に向かったということです。 自衛隊は、与那国島で事故を起こしたオスプレイについては海上輸送する方針を示していますが、見通しは立っていません。 一方、石垣島では12月1日、自衛隊とアメリカ軍が共同統合防災訓練を行ない、ヘリによる患者の搬送や救護所の運営などを訓練しました。 石垣市役所に隣接した臨時の救護所では、アメリカ海兵隊や自衛隊の衛生隊員が、担架の負傷者を車両に載せたり設置された臨時の発着場には自衛隊のヘリコプターが離着陸を繰り返し、周辺の島も含めて人の輸送などを行ないました。 日米の統合防災訓練は、石垣市の防災訓練と連動した形で行われ、中山石垣市長も観光客役で航空自衛隊のヘリに乗って周辺海域にいた自衛隊の補給艦に向かっています。