移動手段の確保目指して 三郷町で自動運転バス 実験走行/奈良
地域の移動手段の確保などを目指して、三郷町で自動運転バスの実験走行が行われています。 この取り組みは県と三郷町、明日香村が共同で行っているもので、2024年から公道での実証実験をはじめています。バスには、障害物を検知するためのセンサー8台のほか、バスの状況を撮影するカメラが室内外に合わせて13台設置されています。座席から見えるモニターには、走行している道路の様子が3Dマップで映し出され、センサーが検知した人や車などの障害物を赤色や青色の箱型で表示しています。2回目となった今回の実験では、運転手が同乗し、走行に危険がある場合は、手動運転に切り替えるなどしましたが、最終的には運転手不在の完全自動運転を目指しているということです。周辺の草木などにもセンサーが反応してしまうなど課題もありますが、今後も検証を重ね、移動手段の確保や運転手不足など、地域の課題解決につながることが期待されています。