スカイライナー顔認証導入 座席指定列車で国内初 京成電鉄24日から
京成電鉄(市川市)は、成田空港と東京都心を結ぶ特急「スカイライナー」にAI顔認証で乗車できるシステムを24日に導入すると発表した。事前に顔写真を登録することで、窓口での発券を行うことなく乗車が可能。利便性向上が見込まれる。 同社によると、顔認証を使って座席指定列車に乗車できるシステムは国内で初。「丸紅」(東京都)の顔認証プラットフォームを活用する。 顔認証は成田空港、空港第2ビル、日暮里、京成上野の4駅で対応。スカイライナーのeチケットサイトで事前にチケット購入と顔写真登録を済ませた上で、改札でタブレット端末に顔をかざすと、最も近い発車時刻の座席指定券が発券され、そのまま乗車できる。従来はeチケットサイトから購入した後、乗車前に窓口で発券作業が必要だった。 片道チケットのみが対象で、訪日外国人客、日本人客とも利用可能。同社の担当者は「窓口に訪れる必要がなくなり、よりスムーズに乗車してもらえるのでは」と期待している。