SNSで社長に名指しで批判された選手が退団を決意も、「ムカついてる上司を殴れるのはプロレスだけ」と15年分の思いをぶつけるシングルマッチを要求!
それから3年、大谷は日本全国の団体から呼ばれ月に十何試合する人気選手に。様々な団体のベルトを保持し、プロレスラーとして今ノリにノッている。 対する三富は宅地建物取引士を取得し不動産業や飲食業に参入。所属選手をBREAKING DOWNやDEEPに参戦させ話題を作り続け、プロレスラーとしては自団体で2ヶ月に1試合する程度だが団体経営者としてはかつてのDDTプロレス髙木三四郎を彷彿とさせる成長を見せている。 だが自らの成長が団体のためにもなるとインディーを中心に戦う大谷と、団体の成長が選手のためになると世間というメジャーと戦う三富の間には立場の違いからズレが生じ、今大会の前に三富は「ヨカタじゃねえんだよ。プロであれ。」と自らのnoteやSNSで大谷を公開批判。 これを受けて大谷は葛藤の末退団を決意し、この日ライバルとも言える大門寺崇とのシングルマッチに挑んだ。
試合は体格が全く違う大門寺がパワーで圧倒していく場面が目立つが、試合中盤に場外から発破をかける三富を見て大門寺が「こいつへの思い俺にぶつけてこい!」と大谷を挑発。これで目を輝かせて笑顔を見せた大谷が強烈なチョップを打ち込んでいき、得意のスライディングDを叩き込む。ビンタの応酬で互いの思いを分かち合い、最後はすべてを受けきった大門寺が変形バーニングハンマーで叩きつけ3カウント。
マイクを持った大門寺は「お前と何年か前に会って、最初試合した時客5人だったな。今日泥水すすってる奴らの夢見せれたんじゃねーのか?華やかじゃなくてもよ、俺達は実力でのし上がっていくんだ。譲二、お前のモヤモヤの元凶のヤツさ、お前ぶっ倒したくないのか?プロレスで始まったんだ。プロレスでぶっつぶさねーか?ネットで書かれるのが嫌だったら、お前の最高のプロレスでトドメささねーか?」と大谷に語りかける。 一瞬迷った大谷だったが目を輝かせて「三富さん!俺、別にイライラとかしてないし、ただPPPに、三富さんについてけなかっただけで。たしかに俺は頭わりーし、どうせ文章なんか打てないし?プロレスやるしかないのか。そういうことかー!すいません三富さん、俺と試合してください」と三富にシングルマッチを要求。
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