「尊敬と愛、そして賞賛の念を抱き続ける」…デマー・デローザンが古巣のスパーズへ想いを語る
2018-19シーズンからサンアントニオ・スパーズへ移籍し、3シーズンにわたってチームの主力として貢献したデマー・デローザン(現:サクラメント・キングス)。当時の指揮官であるグレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ)とは今でも親交があり、試合で対面した際には抱擁を交わす場面も見られている。 【動画】昨季、デローザンが披露したクラッチプレー! 先日、デローザンは『The Athletic』に所属するサム・アミック記者のインタビューに応じ、「あの場所のすべて表す言葉を探すのはとても困難だ。彼らは僕をティム・ダンカンのように扱ってくれた」とサンアントニオでの日々を振り返った。 「ポップ(ポポヴィッチの愛称)とあの組織全体に対して、僕は永遠に尊敬と愛、そして賞賛の念を抱き続けるよ。彼らは間違いなく特別な人たちだから。彼らは最初、『君のためにトレードをした』と言ってくれたんだ」 スパーズ移籍後はアシスト数も伸ばし、ポイントゲッターだけでなくパサーとしての能力にも磨きをかけたデローザン。「今よりももっと良い選手になるよう、彼(ポポヴィッチ)は僕をチャレンジさせてくれた。僕のキャリアにおいて、あれは必要な時間だったと感じている」と、恩師に感謝の言葉を贈っている。 大型新人のビクター・ウェンバンヤマを獲得し、まさに変革期の真っ只中にあるスパーズ。ポポヴィッチは若手の多いロスターにベテランを加えたいと考え、今オフにデローザンがフリーエージェントとなったとき、デローザンを呼び戻す計画も立てていたようだ。 その一方でスパーズはデローザンの意向を最大限に考慮し、本人が望んでいたキングスへの加入が実現するよう、シカゴ・ブルズも合わせた3チーム間トレードで元エースのサポートに尽力した。スパーズを離れてすでに3シーズンが経過しているデローザンだが、古巣との絆を再確認した出来事となったことだろう。
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