アサド政権崩壊は米・イスラエルが計画、イランのハメネイ師主張
[ドバイ 11日 ロイター] - イランの最高指導者ハメネイ師は11日、シリアのアサド政権崩壊は米国とイスラエルが計画したことだと主張した。 シリアの隣国も関与したとしている。名指しはしなかったが、反体制派を支援してきたトルコを指すものとみられる。 アサド政権崩壊は、中東におけるイスラエルと米国の影響力に対抗するイラン主導の「抵抗の枢軸」への大きな打撃とされる。 ハメネイ師はイラン国営メディアで放映された演説で「シリアで起きたことは、主に米国とイスラエルの司令室で計画されたものだ。その証拠がある。シリアの隣国政府も関与していた」と指摘。この隣国は「明確な役割を担っており、現在もそうしている」と述べた。 また、イラン主導の同盟は地域全体で力を増すだろうと主張した。「圧力をかければかけるほど、抵抗は強くなる。イランは強く、強力であり、さらに強くなるだろう」と語った。