「予算自由っスか!?」ギアマニアの妄想ショッピング “夢の14本”を中古で組んだ
ユーティリティはド定番を
ユーティリティはキャロウェイ「パラダイム スーパーハイブリッド」(2023年)。相場は3万円台後半と高値だが、チタンヘッドでミスに強く、抜群の安定感がある。値段が下がったらゲットしたいと思っていた逸品だ。 ピン「G430ハイブリッド」(2023年)はロフトバリエーションの多さや、純正シャフトの種類の豊富さで売り上げを伸ばしている。コスパにこだわるなら前作の「G425」や前々作「G410」などがオススメだが、今回は最新作を選んだ。2万円台後半が相場だ。
アイアンは美しさに惹かれるものを
予算の制約がないと、憧れの逸品を選びたくなる。例えば、エポンやロッディオといった地クラブと呼ばれるパーツブランドのアイアンだ。マスダゴルフ「JM-H2」(2023年)は尾崎将司監修のアイアンで、ソールの薄さにちょっとビビるが、意外と打ててしまう。ミスヒットにも驚くほど強い。 ピンのフォージドモデル「ブループリントS」(2023年)も価格が落ちにくい。アスリート向けだが、驚きの使いやすさが魅力。ブレードタイプの「ブループリントT」はカッコいいがやはり手強い。Sならなんとかなりそう。どちらもセットで15万円前後だが、性能は間違いない。
ウェッジは新品がイイんじゃない?
正直なところ、ウェッジは消耗品と考え、予算があるなら新品をお勧めしたい。ただ、今回は新品では高価なPXG「シュガーダディ2」(2022年)を紹介。フェースだけではなくヘッド全体を無垢の金属から削り出して作っているのでスピン性能も高い。 もしくはタイトリスト「SM10」などを新品で揃え、50度、54度、58度などとバリエーションを増やすのもいいだろう。
パターは「リスペクトできるかどうか」
ミーハーな筆者はネオマレット型のオデッセイ「LIMITED EDITION JAILBIRD 380」(2023年)が欲しかった時期があった。新品以上の価格が付いた時期もあったが、「AI-ONE CRUISER JAILBIRD」(2024年)という同じコンセプトでインサートが異なるモデルが発売されたこともあり、最近は落ち着いている。 スコッティキャメロン「ファントム 5.5」(2024年)や、ピンタイプ製造の本家としてのプライドをクオリティの高さに感じるピン「PLD ミルド アンサー 2 マットブラック」(2023年)など、製品としてリスペクトしたいパターを買いたい。 妄想は楽しい。コースや季節、コンディションに応じて、セッティングに幅を持たせる番手をオトナ買いするのもアリだ。7Wか、UTか?アイアンは何番まで?ウェッジを増やす?完ぺきな14本を目指すだけでなく、対応力に優れた20本をそろえるというお金の使い方も、頭の片隅にでも入れておいてほしい。(文・田島基晴)