【MLB】ブリュワーズがホスキンス放出に前向き 今季26本塁打のスラッガー 手頃な一塁手補強の候補に
米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じたところによると、ブリュワーズは今季26本塁打の強打者リース・ホスキンスをトレードで放出することを前向きに検討しているようだ。FA市場にはピート・アロンソやクリスチャン・ウォーカーといった大物一塁手が残っているが、一塁手補強に大金を投じたくない球団にとって、ホスキンスは手頃な選択肢となる可能性がある。ホスキンスは今オフ、年俸1800万ドルの選手オプションを行使して残留。2026年の契約は相互オプションとなっている。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在31歳のホスキンスは2017年にメジャーデビューして以来、フィリーズ打線の主軸として活躍してきた。メジャー2年目の2018年には自己ベストの34本塁打、96打点をマーク。翌2019年にはリーグ最多の116四球を選んだ。2022年には自身2度目のシーズン30本塁打を達成したが、FAを控えた重要なシーズンだった2023年はスプリング・トレーニングで左ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い、シーズンを全休。同年オフ、2年3400万ドル+オプション1年でブリュワーズと契約した。 移籍1年目の今季は131試合に出場して打率.214、26本塁打、82打点、OPS.722を記録。持ち前の長打力は健在だったが、打率、出塁率、長打率、OPSはすべて自己ワーストだった。シーズン終了後、FAになることを選択することもできたが、年俸1800万ドルの選手オプションを行使して残留。2026年は年俸1800万ドルの相互オプション(またはバイアウト400万ドル)となっており、実質的には1年2200万ドルの契約を残していることになる。 強打の一塁手を必要としている球団にとって、アロンソやウォーカーを獲得するためには大型の長期契約が必要になる。カルロス・サンタナ、ポール・ゴールドシュミット、ジャスティン・ターナー、アンソニー・リゾといったベテランの獲得で済ませるという選択肢もあるが、トレードの対価もそれほど大きくはならないことが予想されるホスキンスも有力な選択肢の1つとなるだろう。なお、ホスキンスを放出した場合、ブリュワーズは有望株タイラー・ブラックを正一塁手に抜擢することが予想される。