アンデス山脈で満員バス転落 ペルーの高地で16人が死亡
アヤクーチョ、ペルー、5月15日 (AP) ― 南米ペルーのアンデス山脈で5月14日早朝、40人を超える乗客を乗せたバスが、標高2700メートルを超えるアヤクーチョ県で崖から転落、少なくとも16人が死亡した。 地元警察によると、仰向けになったバスから13人の遺体が収容されたが、3人がバスの下敷きになったままだという。 ひょうが降るなど、悪天候で遺体の収容作業が難航している。 首都リマからアヤクーチョに向かうバスは、アンデス山中のつづら折れ道路を走行中に転落、横転したバスは屋根を下に逆さまに着地した。 ペルーでは、整備不良の道路と、スピードの出しすぎなどが原因で、このような事故が頻発している。4月30日には、カハマルカ地方でバスが谷に転落し、少なくとも25人が死亡した。 ペルー運輸省によると、2023年の交通事故による死者数は3138人で、公式データによれば、事故の70%は運転手の運転技量不足や疲労といった人的要因によるものだという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)