高校卒業旅行帰途の大惨事 インドネシア生徒ら11人死亡
スバン、インドネシア、5月13日 (AP) ― インドネシア西ジャワ州で5月11日、卒業旅行からの帰りの高校生と教師らを乗せたバスのブレーキが利かず、車列に衝突した事故で、主に生徒ら11人が死亡、数十人が負傷した。 ジャカルタ郊外のデポクにある高校の卒業生と教師ら61人は、海抜700メートルのリゾート地バンドンに卒業旅行に行った帰途、この惨事が起きた。 警察によれば、バスは下り坂の道路でスピードが出すぎ、コントロールが効かずに車線を越えて数台の車両とオートバイに突っ込み、電柱に激突して停止した。 この事故で9人が即死、教師1人と地元のライダー1人が病院で死亡した。 重傷者を含む53人の負傷者が病院に搬送された。 インドネシアでは、安全基準やインフラが不十分なため、交通事故が多発している。 昨年は東ジャワ州の高速道路で、明らかに居眠り運転の観光バスが看板に激突し、少なくとも14人が死亡、19人が負傷した。 2021年には西ジャワ州の丘陵リゾート地プンチャックで、観光バスがブレーキ故障とみられる故障で谷に転落、少なくとも27人が死亡、39人が負傷した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)