映画「夜明けのTango」元4Minute クォン・ソヒョン“ソル・ギョング先輩のようになりたい”
すでに「釜山(プサン)国際映画祭」のレッドカーペットを3回も歩いたという元4Minuteのクォン・ソヒョン。グループの末っ子から、いつの間にか独立した30歳になった彼女は「4Minuteのクォン・ソヒョンより、女優クォン・ソヒョンとして活動した期間の方が長くなりました」とし、演技への愛情を表した。 彼女が主演した映画「夜明けのTango」(監督:キム・ヒョウン)は、「第29回釜山国際映画祭」韓国映画の今日-ビジョンセクションに招待された。 「夜明けのTango」は、ある工場で働くそれぞれ性格の異なる3人の女性主人公を通じて、人生における関係と態度を省みるストーリーを盛り込んだ作品だ。クォン・ソヒョンは劇中、誰にでも優しく楽観的なジュヒ役を演じた。 「釜山国際映画祭」の期間中、海雲台(ヘウンデ)某所でインタビューに応じた彼女は「いつの間にか歌手として活動した期間より、演技した時間の方が長くなりました」とし「どうすれば女優としての私をもっと知らせることができるだろうかと悩んで、自主映画、特に韓国映画アカデミー(KAFA)が制作を支援する映画にたくさん出演することになりました」と語った。 まだ彼女のことを「4Minuteのクォン・ソヒョン」と認識している人は多い。「最初はそのような修飾語をはがしたいと思いました。私の名前の前にグループ名がつくと、小さくなる感じがしたんです」と告白した彼女は、「歌手としては7年間活動し、女優としてはそれ以上の期間、活動しています。これから先の私の人生はずっと女優ですので、大丈夫だと思います」と語った。 「(4Minuteのメンバーとして見せた)イメージのため、キャスティングを断られたこともありました」と語ったクォン・ソヒョン。「私が私として認められなければならないような気持ちが、まるで宿題のように感じられました。ずっと映画に挑戦する理由も、『ああ、この子があの子だったの?』と言われたいからです」と伝えた。 多数の自主映画に出演し、着実にキャリアを積んでいる彼女は、「女優人生で最も気づきを得られた作品は何か」という質問に、2019年に公開されたチョン・ドヨン、ソル・ギョング主演の映画「君の誕生日」(監督:イ・ジョンオン)を挙げた。セウォル号沈没事故を題材にした「君の誕生日」で、彼女はトラウマを抱えたウンビン役に扮し、活躍した。 「初日の撮影の最初の台詞が、『はい』だけでした。それを何度も撮り直しました」と振り返った彼女は、「私は自分なりにきちんと準備したと思いましたが果たして何が間違っているのだろう? と思っていました。その時、ソル・ギョング先輩が緊張した私に『一度こういうふうに考えてみたらどう?』と分かりやすくアドバイスしてくださいました。本当に感謝しました。『良い先輩、良い俳優とはこういうことなんだ』と思いましたし、私もそのような先輩になりたいと思いました」と伝えた。 ソル・ギョングは「君の誕生日」を「二度と見られない作品」に挙げた。彼女は「私も同じです」と同意した。ソル・ギョングも今年の「釜山国際映画祭」に出席した。彼女は「連絡してみようと思います」と話した。 また「歌手として活動していた時期が懐かしかったり、4Minuteのメンバーたちが再結成について話したりすることはないのか」という質問に彼女は、「たまに知人たちに会うと4Minuteの歌を歌わなければならないような状況もあります。体がまだ振り付けを覚えていました」と笑った。 そして「メンバーたちと会う度に、またグループとして活動したいと思うこともあります」と言ったクォン・ソヒョン。同じグループに所属していたキム・ヒョナは、彼女の撮影現場にコーヒーのケータリングカーを送ったこともある。彼女は「キム・ヒョナ姉さんは今もずっと応援してくれています」とし「最近も会って近況を話しました」と伝えた。
ペ・ヒョジュ