<私の恩人>兵動大樹 「すべらない話」常連の兵動、同期2人に救われた!
フジテレビ系「人志松本のすべらない話」で、「MVP」にあたる「MVS」をこれまで4回獲得している漫才コンビ「矢野・兵動」の兵動大樹さん(43)。巧みな話術の着地点を笑いから涙に変え、涙活イベント「兵動大樹の泣ける話」(2月21日、大阪・道頓堀ZAZA HOUSE)で新境地開拓に乗り出します。いまや“おしゃべりマスター”の称号をほしいままにする兵動さんですが、現在の自分をつくったのは、同期の2人だといいます。 「電波少年」ブレークしたケイコ先生の現在とは 今でこそ「すべらない話」を見て、僕のことを知ってくださっている方もいらっしゃいますけど、最初、僕にとって「すべらない話」はテレビで見るものであって、出るなんて思ってもみなかったんです。 1990年から大阪でずっと漫才をしてて、関西ではたまにテレビにも出してもらえるくらいの感じでやってたんですけど、全国ネットのお仕事なんて全然なかった。そんな時、2007年の夏に、すでに東京で活躍していた同期の宮川大輔から「『すべらない話』に出ないか?」という連絡をもらったんです。 「すべらない話」のスピンオフ企画「大輔宮川のすべらない話」をやることになって、そこに僕を呼んでくれたんですけど、僕としたら、ま、思い出づくりみたいな感じやったんです。フジテレビで仕事をするということもなかったですしね(笑)。 ただ、タイミングの悪いことに収録前にポリープの手術をして、ちょうど仕事復帰がその仕事やったんです。マネジャーからは「出演をキャンセルしますか?」と言われるくらいのコンディションやったんですけど、せっかく大きな場をお膳立てしてもらったんやからと、フジテレビに行きました。 でもね、そもそもの話でいうと、大輔は同期やけど、大の苦手やったんです(笑)。というのもね、楽屋をサバンナに例えると、僕はバリバリの草食動物。もしくは、水面から目だけ出して暮らしてるカバみたいなもんです。かたや、大輔は完全なる肉食獣。なので、大輔が来たら、僕は逃げる。でも、イジってくるんです。