世界選抜副主将の丸山茂樹「負けると思ったら負けてしまう、絶対勝つと思う気持ちを大事に」 プレジデンツカップインタビュー前編
―プレジデンツカップは雰囲気が大切? インターナショナルチームはアメリカチームにずっと負けているので、惜しい時もありましたけど、雰囲気をチーム全体でもうちょっと盛り上げていかないと。僕は1998年の時、チーム全体で毎日士気を高めるということをやっていたとき、今回副キャプテンのアーニー(・エルス)も一緒に「俺たちはやるぞ、やっつけるぞ」と毎日やってたんで(笑)。他の大会がどうか分からないけど、そういうことは大事かなと。今回、マイクはどちらかというと静かなタイプの選手だけど、周りが盛り上げることによってチームが盛り上がっていけばいいなと思ってます。 語学の壁というのは大きいと思うけど、「ヒデキのサポートをしっかりとやってくれ」と連絡が来たのでそこにも集中したいし、もちろんチーム全体も盛り上げたい。今回はアジアの選手もいっぱい出るので交流を深めて、イム(・ソンジェ)君もアン・ビョンフンも知らないわけではないし、トム・キムは僕よりも全然若いけど、みんなを盛り上げていけたらいいなと思います。 負けると思ったら負けてしまうと思うので、絶対勝つと思う気持ちを大事にいかないといけないと思います。そこは全体でミーティングして、みんなの力で盛り上げていけたらいいのではないかなと。向こう(アメリカチーム)はずっと勝ってるから、勝たなくてはいけないというプレッシャーもあると思うし、そこを急所というか弱点としてついてこっちがプレッシャーをかけてあげることが大事かなと思うんで。チャンスは絶対にないことはないと思います。 ―松山選手の調子 (大事な)試合にしっかり調子を持ってくることは凄く難しいことですが、彼の場合は集中を高めてしっかりと調整できる能力が凄く高い選手。僕らはなんとなく何試合か出て流れもつかんで頑張るという感じですけど、タイガーのようなスーパープレーヤーはメジャーの前までガッチリ休んでメジャーに力を持っていける能力がある。松山英樹という選手も同じように持っていける力があると思うので、このままの調子を続けてくれればいいなと願っているだけです。 (素材提供:PGAツアー)