世界選抜副主将の丸山茂樹「負けると思ったら負けてしまう、絶対勝つと思う気持ちを大事に」 プレジデンツカップインタビュー前編
2年に1度行われる米国選抜と世界選抜による対抗戦、ザ・プレジデンツカップが26日からカナダのロイヤル・モントリオールGCで開催される。インターナショナルチーム(世界選抜)の一員として1998年大会でMVPに輝き、今年は同チームの副キャプテンを務める丸山茂樹氏に大会の思い出や魅力などについて語ってもらった。今回は前編。 ―丸山さんにとってのプレジデンツカップ 初めて呼ばれた時は1998年。プレジデンツカップを知ったのはその前の大会で渡辺司さんとジャンボ尾崎さんが行ったのかな?あのジャンボさんが「いい大会だったよ」と言っていて行ってみたいなと。 それで初めて代表に選ばれた時に僕と尾崎直道さんが一緒に行ったんだけど、オーストラリアのメルボルンの地でインターナショナルチームが一体となって、当時のアメリカチームもタイガー(・ウッズ)、デビッド・デュバル、フィル・ミケルソンとスーパープレーヤーばかりだったから、「これを倒すのは大変だろうな」と。 でも「プレジデンツカップで頑張るんだ」という、当時のキャプテンのピーター・トムソンとプレーヤーズキャプテンでもあったグレッグ・ノーマン、ニック・プライスが物凄い選手を盛り上げるのが上手で。その中で湧き出すパワーが出たという思いがいまだに忘れられない。だから本当に一生懸命に頑張ってました、当時は。 一番の思い出はクレイグ・パリーと僕が組んで、最後のクレイグ・パリーのチップインでタイガー・ウッズをやっつけた時は感動したね。あの思い出、あのギャラリーの歓声は一生忘れないと思いました。 ―今回はマイク・ウィアー主将から副キャプテンに指名 パリオリンピックでの我々チームジャパンの様子、それがマイクにとっては普段見ている松山英樹像とちょっと違うものと感じたのかなと。練習の時とか英樹の邪魔にならない程度に盛り上げて和気あいあいと笑ってたりしたので、そういう場面がマイクにとって「ヒデキがあんなに笑っているのはないからマルの存在は大きい」という感じで連絡をくれて。それだけではないと思いますけど、必要とされているならマイクの力、それからインターナショナルチームの力になりたいなと思います。