「この不信任決議に大義がない」と議会解散の岸和田市長会見 今後失職の場合で出直し選挙も「立候補する」
■岸和田市民の声「みっともない」、「話題になるのが不安」、「今まで通りでいい」
市長の判断に岸和田市民は…。 【岸和田市民】「もうみっともない。最初から認めないし…。(市長が)辞めないことが納得いかない」 【岸和田市民】「(選挙でお金)かかるよね。そんなんに使ってほしくないですよね。正直な気持ちね」 【岸和田市民】「こういうことが毎日取り上げられたり、話題になること自体が、やっぱり市民としては不安な気持ちが強い」 【岸和田市民】「どっちか言うと、永野さんに賛成。今まで通りでいいと思うんやけどな」 今後、40日以内に市議会議員選挙が行われることになります。
■何もって「大義」があるというのか? 議会の解散は必要なのか
岸和田市長は議会解散の道を選びましたが、この判断について番組コメンテーターの安田洋祐教授は「大義はないのではないか」と話します。 【大阪大学大学院 安田洋祐教授】「市区町村レベルでこういった不信任案決議が可決された時に、総辞職を選ぶ事例は過去にもありましたが、基本的に議会とかの政治の問題です。予算をどう使うかとか、この政策どうかって。そういったことで信を問う解散だったら分かります」 「今回、市長のプライベートな問題です。それに対して、『不信任決議に大義がない』とおっしゃってましたけれども、解散よりかは、失職して、出直し市長選で自分が再任されれば、おそらく大義があったんだろうと白黒つくと思うんですけれども、これが議会の総選挙に、もう一回選挙になってしまうと、何を持って大義があるかって判定も難しいですし、解散に関しては大義がないんじゃないかなと思いました」 市議会議員選挙となると、選挙費用はおよそ7300万円ぐらいかかると言われています。 市会議員の任期も2年あまり残っていたとも言われています。 【関西テレビ 神崎博報道デスク】「市長が言う『不信任に納得できないので議会を解散する』という理由は、分かります。ただ議会を解散したとしても、岸和田の大選挙区で争うので、そんなに実は議会構成は変わらないと思います」 「再選された市議会議員が、もう一度不信任を可決したら、自動失職してしまうと。その後市長選になるので、7300万円かけることは、どうかっていうこともありますけれども、それであれば今、不信任をつきつけられて、そのまま失職を選べば、市長選はどっちみちやらなければならないので、そこで市民に自分が市長をやっていいかどうか信を問えばいいのではないかと思います」 市民の皆さんがどのように判断されるでしょうか。 (関西テレビ「newsランナー」2024年12月24日放送)
関西テレビ
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