NECレッドロケッツ川崎・藤井莉子「涙した日は自分のターニングポイントになりました」、澤田由佳主将「自分の良さを見つめ直して、アタッカーを活かしていきたい」 SV女子
――300試合を達成。そして今日はアタック決定率が80%でした。素晴らしいプレーと存在感ですね。 島村:「8割も決まってたのか」、というのが正直な気持ちです。ボールも集めてもらっているとは思いますが、今日は「そんなに打ってないな、物足りないな」という感覚です。 もっと呼び込んでいきたいですね。 私がワンレッグで走って、和田が中に切り込むシーンがあったと思います。 そういった精度も高めて9割、10割目指していけるように頑張っていきたいです。 澤田も1年現役を離れて、ブランクがある中、自分の感覚を見つめながらコツコツ頑張ってくれています。 チームとして何が必要なのか、自分のスキルとして何が求められているのか、いろいろ考えながら…キャプテンとしてもそうですし、いちプレイヤーとしても成長を続けています。 今回、澤田がスタートで入って2連勝できたということはチームとしても大きい成果でした。 ――改めて澤田選手に伺いたいです。本当に去年は裏方をされていて、こういう会見の場で私たちにマイクを渡してくれたり。その時はどんな気持ちだった? 澤田:(しばらく考えて)手を挙げた記者さんが指名されたら素早くマイクを持っていく、終わったらすぐ回収することをとにかく一生懸命やっていました(笑) ――今季から金子監督がスーツで指揮。感想をぜひ。 澤田:似合っていてかっこいいと思います。 島村:リーグの中でもスーツが似合うのは金子監督、そして東レアローズの越谷章監督だと思います(笑)
■GAME2 監督コメント
昨日の試合ではブロックが13本出ました。サーブが機能していたところが良かったのですが、今日のゲームに関してはレセプションアタック(サーブレシーブからの攻撃)が高い数値になっていたと思います。代わりにディグからのアタックの数値が下がってしまったので、もっと高い精度でバランスを取っていかないと、今後勝っていくのが厳しくなると思います。 双方が高いところに持っていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。 ――PFUがメリーサ選手をスタートに起用してきました。予測できたことか? 金子:昨日もそうでしたが、PFUさんは多くの選手がコートに出てきますので、正直メリーサで来ることを想定できていたわけではないです。 我々は、我々がやりたいこと…サーブでしっかり攻めてブロックディフェンスで嵌めていく、レシプションアタックのところではフロントだけじゃなくバックアタックも絡めた攻撃を意識してやっていく。 相手に対してどうこうというよりは、我々がやるべきことをしっかり集中してやるという意識で臨みました。 ――第3セットで、それまで効果的だったライト側の攻撃を少し阻止されているようなところがあって、その後、すぐレフト側…佐藤淑乃選手のスパイクで攻略しました。見ごたえのある攻防でしたがあの展開については? 金子:途中で入った中川つかさと山内美咲。2枚替えの状況としては本来山内を使うところなのでしょうが、中川が駆け引きで佐藤の3連続アタック得点を引き出してくれました。 今日は澤田と中川、2人のセッターがうまく状況を見ながら、バランスよくトスを上げてくれて良かったと思います。