マセラティGT2ストラダーレ日本初公開 レース・フィールドから生まれたスーパースポーツ
ブランド110周年を記念したイベントでお披露目
マセラティのスーパー・スポーツカー、「GT2ストラダーレ」が日本初上陸を果たした。2024年8月にアメリカで初公開された最新モデルで、日本ではブランド110周年を記念したオーナー向けイベントに合わせてのお披露目となった。 【写真25枚】日本初公開が行われた。「マセラティMC20」をベースにしたレーシングカーである「マセラティGT2」を公道用に仕立て直したスーパースポーツカー、「マセラティGT2ストラダーレ」の詳細画像をチェック ◆MC20のレーシング・カーがベース GT2ストラダーレは、「MC20」をベースとしたレーシング・カーである「GT2」を、公道走行用に仕立て直したもの。エンジンは副燃焼室を備えたネットゥーノこと3.0ℓV6ツインターボで、640ps/720Nmというスペックは、MC20比で10psアップ、10Nmダウンのパワー志向にリセッティングされた。0-100km/h加速はMC20を0.1秒凌ぐ2.8秒、最高速度は324km/hに達する。 ◆レースカー由来を感じさせる ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4669×1965×1222mmで、MC20より2mm低いのみだが、車両重量は60kg削減されている。ボディの基本形状はMC20を踏襲するが、アグレッシブなデザインのフロント・エンドや、大型エア・アウトレットが備わるボンネットがレースカー由来を感じさせる。 リア・フェンダー上部には、より多くのフレッシュ・エアをエンジン・ルームへ導くエア・スクープを設置。リア・エンドは、上部にダックテール・スポイラーとスワンネックのウイング、下部に大型化したディフューザーを備える。 ◆実用性も兼ね備える トランスミッションはデュアルクラッチ式8段自動MT(DCT)で、MC20と同じく100ℓの荷室を確保するなど、公道での使用に支障のない実用性も備える。特別なカスタマイズプログラム、パフォーマンス向上のためのパッケージやオプションも豊富に用意される。 価格は未発表。デリバリー開始は2025年末となる予定だ。 文=関 耕一郎 (ENGINE WEBオリジナル)
関耕一郎