15歳が四大大会の予選初勝利で初戦突破、わずか55分でストレート勝ち<ウィンブルドン>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は25日、女子シングルスの予選1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク623位のH・クルグマン(イギリス)が同265位のP・マルチンコ(クロアチア)を6-2, 6-2のストレートで破り、四大大会の予選で初白星を飾り初戦突破を果たした。 【西岡 良仁vsギロン 1ポイント速報】 現在ジュニア世界ランク6位で15歳のクルグマンは2022年・2023年とジュニア大会で5度優勝。昨年12月にはジュニア選手の登竜門となっているオレンジボウル(アメリカ/プランテーション、クレー、ITFグレードA)を制している。 昨年のウィンブルドンではワイルドカードを受け取り四大大会に初挑戦するも予選1回戦でストレート負けを喫していた。 それでも18歳のマルチンコと顔を合わせた予選1回戦の第1セット、クルグマンは先に2度のブレークに成功しゲームカウント4-1とリード。第6ゲームで1度ブレークを返されるも直後の第7ゲームで3度目のブレークを果たし先行する。 続く第2セット、勢いのままクルグマンは3ゲームを連取。第4ゲームで1度ブレークバックを許すも終盤となる第7ゲームで3度目のブレークに成功し、わずか55分で勝利した。 ウィンブルドンの公式サイトはクルグマンのコメントを掲載しており「ウィンブルドンは私にとっていつも特別な場所。ここに住んでいるからね。家族全員が周りにいて、今日はたくさんの応援があった。大観衆の前でプレーするのは大好き。私はそういう状況で力を発揮できる。今日は全体的にとても特別だった」と語った。 勝利したクルグマンは予選2回戦で予選第28シードのL・フルヴィルトヴァ(チェコ)と対戦する。フルヴィルトヴァは予選1回戦でP・ホン(オーストラリア)を3-6, 7-6 (7-1), 7-6 (10-7)の逆転で下しての勝ち上がり。
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