【西武】ドラ2・渡部聖弥に〝源田2世〟の期待 球団関係者は「ルーキー開幕スタメンに不安なし」
西武のドラフト2位・渡部聖弥外野手(22=大商大)が7日に若獅子寮に入った。 渡部は実家がある広島から自家用車を運転し、2日がかりで所沢入り。球団施設を見渡すと「野球をする上で恵まれた環境だと思います。今は熱い気持ちというか、やる気が満ちあふれているんですが、焦らずケガだけしないように頑張っていきたい」と即戦力としての決意を語った。西口監督からは「開幕スタメン」も期待され「ケガをしないように気をつけて自分の持っているものを全部出し切りたい」と覚悟も示した。 ルーキーで開幕スタメンを勝ち取った野手は、トヨタ自動車から2017年のドラフト3位で入団した源田壮亮内野手(31)までさかのぼる。それだけに球団関係者も渡部に「高校(広陵)、大学と厳しい名門校でもまれてきた選手だけに意識のレベルがすでに高い。そのへんは浅村や森と同じでメンタルの部分での不安はない」と大きな期待を寄せる。 この日入寮したほとんどの新人選手に両親や家族が同伴。しかし、渡部は単身で入寮し「親についてきてもらうというのはなかったですね」と自立心の強さものぞかせた。 他球団には同期入団のライバルもいる。高校時代に三遊間を組んだ楽天のドラ1・宗山塁内野手(21=明大)だ。渡部は「仲のいい友達。普段プライベートで話すと野球の話は全くしない」というが「お互い離れていて、相手が活躍していたら自分も頑張らないとという気持ちにはなるし、高め合える存在」。開幕スタメンを勝ち取りにいく環境は整っている。 チームは新指揮官の下で再建の真っただ中。その最中にただ一人、今季のレギュラーに〝認定〟されていた源田が女性スキャンダルの渦中にあり、渡部が吹かせる新風で不安要素を吹き飛ばしてもらいたいところだ。
東スポWEB