讃岐うどんを紙に再生、第一弾「丸亀うちわ」来年にも商品化…「うどん県」につきまとう麺の廃棄問題解消へ
服飾雑貨の企画・開発を手がける「SORENA」(長野市)の伊藤優里社長(40)が、タイのパイナップルレザーを参考に開発。ナイロンやポリエステルの生地をコーティングする樹脂に、搾りかすの粉末を練り込み、22年に商品化した。伊藤社長は「信州のリンゴのブランドイメージを守りながら、サステナブル(持続可能)な製品を考えた」と話す。
沖縄県では、和紙から作る紙糸に、サトウキビの搾りかすの粉末を混ぜ、かりゆしの服やジーンズなどが作られている。製造・販売を手がける「Curelabo」(沖縄県浦添市)の山本直人社長(47)は「沖縄の原風景のサトウキビ畑から生まれた服で、観光客に喜んでもらい、地域創生にもつながる」と語る。