【特集】“スーパーマーケット戦国時代”を生き残るのは⁉高品質・低価格は当たり前!『ロピア』『バロー』『オーケー』関東・東海から関西に…進出が相次ぐウラ側に迫る
(『オーケー』二宮涼太郎社長) 「お総菜ですと、例えば299円のラインナップでのお弁当。非常に品質にこだわった上でお安く、お客様にも支持高い商品です」
『オーケー』といえば…。 (二宮社長/2021年当時) 「関西スーパー様と、関西でご一緒したい」 3年前、関西進出を目指し『関西スーパー』との経営統合を目指しましたが、『エイチ・ツーオー』との争奪戦の末、叶いませんでした。
しかし2024年、『万代』のお膝元・東大阪で、悲願となる初出店にこぎつける見通しです。 (二宮社長) 「我々、できるだけ『開店したら閉店しない』というポリシーでやっているので、土地を取得して、そこに自分で建物を建てて、自社の土地建物を末永く使うことで、コスト競争力があるようなお店に」
2024年1月、横浜市の本社で行われたのは、新たな店舗で出す総菜についての会議。社長自らが参加し、その内容を見極めます。 (『オーケー』総菜・ベーカリー本部 田中邦明副部長) 「今年の11月にオープンする関西出店に向けた方向性を、ある程度定めたいというところで、商品のプレゼンをさせていただきます」 (二宮社長) 「はい、わかりました!」
まずは、『すき焼き』の試食から。 (二宮社長) 「あ、いきなり!うどん入り」 (田中副部長) 「関東では、あまりないですよね」 (二宮社長) 「家で食べる時は、“締めのうどん”とかやるけどね」 (田中副部長) 「タレが透き通っていて、おいしくて」 (二宮社長) 「…なるほど、おいしいですね。関西の方が食べ慣れている味でいったほうが良いと思うので。関東でも、売れるものなら売りたいね」 (田中副部長) 「関東では“関西風すき焼き”と打ち出せば…」
関東とは違う、関西の食文化。果たして、勝算はあるのでしょうか―。 (二宮社長) 「関西の食文化をしっかり勉強して、関西のお客様にとって利用しやすい味付けや品揃えにはしたいと思います。一方で、関東でご支持いただいている商品も沢山ございますので、それはそれで関西のお客様にもご紹介して、ぜひご賞味いただきたいと思います」 低価格・高品質に様々な“個性”を打ち出して、関西進出を果たすスーパー。人口減の中、競争が激しい市場で生き抜くのは、どこになるのか―⁉食を巡る天下分け目の戦いから、まだまだ目が離せません。 (「かんさい情報ネットten.」2024年1月23日放送)
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