【特集】“スーパーマーケット戦国時代”を生き残るのは⁉高品質・低価格は当たり前!『ロピア』『バロー』『オーケー』関東・東海から関西に…進出が相次ぐウラ側に迫る
こうした中、迎え撃つ関西地盤のスーパーも黙ってはいません。大阪・東大阪市に本社があり、関西に167店舗を構えるスーパー『万代』。 (『万代』店舗運営・サポート担当 和久正樹さん) 「この店の特徴は、魚売り場です。このエリアは、店がオープンしたときから非常に魚の支持が高く、『魚を食べたい』というお客様が多いエリアです。その方々に応えるために、いろいろな魚を取り揃えて、調理も承って、お客様に喜んでいただこうと」
関西人の心をつかむ「接客」が武器だと話す。客の意見を直接、細かく拾い上げるよう売り場に従業員を多く配置しています。魚売り場だけで5~6人の従業員を配置する力の入れようで、関東や東海から競合他社が見学に来るほど。魚の対面販売は、『万代』が発祥だといいます。
エリアごとに客層や客の好みを詳細に分析し、40代や50代の客が多いこの店では、他の店舗に比べワインを多く取り揃えています。「エリアごとの戦略」が強みですが、関西進出を果たす関東や東海地盤のスーパーを、どうみているのでしょうか? (和久さん) 「スーパーマーケットの商売は“局地戦”なので、近くにお店ができれば、その影響は大きいです。ただ、このエリアで要望に応え続けて、お客様に『万代』が選んでいただける、喜んでいただける。それがお客様と万代の信頼関係につながって、お客様が増えてくるのかなと」
「4パック80円台の納豆」「299円のお弁当」“激安”が売りの『オーケー』が進出 関西の食文化を勉強し、社長自ら試食の総菜を武器に、いざ出陣!
『万代』や『ライフ』といった関西人に馴染みのあるスーパーから、わずか500メートル。東大阪市に2024年11月、新たに上陸予定なのが、神奈川県に本社を置く『オーケー』です。
“激安”を売りにしている『オーケー』では…。 (「読売テレビ」秋山実紀記者) 「3パック90円台で販売されている納豆も、『オーケー』では4パック80円台で販売されています」 “エブリデイ・ロー・プライス”を掲げ、競合店より1円でも高い場合は値下げの判断をするほか、総菜が強いのが特徴です。
【関連記事】
- ▼【特集】「日本一食べたくなるオムライス」って、どんなオムライス?4年に1度の大会に、シェフ歴23年のホテルシェフが、このために開発した「白いオムライス」を引っ提げて初参戦…その結果は⁉
- ▼【特集】ビール業界の救世主!?いま、じわじわ人気上昇中の「クラフトビール」お酒を飲まない人にも選ばれる魅力とは?ヒットのウラにはメーカー同士の協力も…一時のブームに終わらない勢いの裏側
- ▼【ナゼ?】「製造販売をやめる人もいる」手作りの漬物が消滅の危機⁉思わず二度見してしまう“極小シャケ弁当”が激売れ⁉いま『ごはんのお供』が日本各地で話題に…当事者を直撃取材
- ▼【独自取材】「私が一番バカでした」偽・森永卓郎氏と偽・堀江貴文氏に騙され2000万円以上を失った被害者が激白「自分は大丈夫と思っていた」 急増する“著名人なりすまし投資詐欺”…あなたがやり取りしているその有名人、本当に“公式”ですか?
- ▼【特集】発生から22時間後救出、両脚を切断した大学生 “最後の生存者”の19年「生かされた命だからこそ」JR福知山線脱線事故