<ラグビー>エディージャパンが香港戦で試したW杯ベスト8戦術
このゲームの2日前までハードな宮崎合宿を過ごしてきたことも影響したか。ナンバーエイト、ホラニ龍コリニアシの述懐。 「小さいミス、ですね。練習でやっている小さいところに気をつければ。先週、宮崎は寒くて。で、こっちに来たら真夏のような暑さ(最高気温26度)だったんで。対応していかないと」 9月の大一番でのベスト8という目標に向け、いまは運動量アップを重視したトレーニングとゲームプランのリハーサルを重ねる時期だ。ロック伊藤によると、チームはARCで「香港代表戦は相手に南アフリカ代表戦を想定。韓国代表戦はセットプレーで圧倒するように」という計画を立てているようだ。「JAPAN WAY」と銘打つ絶え間ない連続攻撃を看板としつつ、その持ち味を発揮するための方法論に幅を持たせたい。ジョーンズHCは笑う。 「きょうは精神的な試練があった。一番、ハードなトレーニングを行っていました。全てを成し遂げることはできませんでしたが、いいステップは踏み続けていると思います。韓国戦の完成度が全体の20パーセントなら香港戦は21パーセント。次はもう1パーセント上げる。求めるのは、攻守の切り替えの質の向上です。また、スクラム、モールとセットプレーにも(練習)時間をかけます」 9日は、福岡のレベルファイブスタジアムで韓国代表とのARC第3戦に挑む。 (文責・向風見也/ラグビーライター)