目立たなくさせるメイクのコツも…「肌のくすみ」の6つのタイプと改善法を専門医が解説
「顔色が暗く見えてしまう」原因として肌のくすみが挙げられます。肌のくすみにはいくつかの種類があり、それぞれ原因は異なります。肌がくすむと透明感やツヤがなくなり、老けて見える原因にもなってしまいます。くすみの原因と対策、目立たなくするメイクのコツ、最近話題の「肌育」について、共立美容外科の遠山貴之医師に聞きました。 【写真】北川景子、圧巻の美すっぴんを公開 レアな“お腹出し”美ボディも ◆“肌のくすみ”6つのタイプ別の原因と改善方法は? “くすみ肌”とは、肌の透明感がなく、トーンが暗く見える状態を指しています。くすみのタイプから原因を見極めることができますし、それぞれ対策法もあるので、まずはどのタイプに当てはまるのかをチェックすることが重要です。 肌全体のトーンが暗くなったと感じるのなら「グレーくすみ」です。原因は乾燥で、肌の水分量が減ったことで透明感やツヤが失われ、グレーっぽく暗く見えてしまいます。グレーくすみを解消するには乾燥対策が欠かせません。洗顔後はすぐに化粧水で肌に潤いを与え、クリームを使って蓋をして化粧水が蒸発するのを防ぎましょう。 肌の赤みが失われ、青白さが目立つのなら「青くすみ」です。血行不良が原因で起き、毛細血管が目立つために青暗い印象の肌になってしまいます。青くすみの改善には血行促進が大切です。マッサージや運動を習慣にして、血行促進作用を持つビタミンEや、酸素を全身に運ぶヘモグロビンを作り出す鉄分を積極的に摂りましょう。 肌全体に透明感がなく黄色っぽく見えるのなら「黄くすみ」。原因は糖質の摂取過多によって起こる「糖化」です。バランスの良い食事を心掛け、ご飯やパン、麺類、甘いものなどの糖質の過剰摂取に気をつけることが改善につながります。 日焼けしたかのように肌全体が茶色っぽくくすむのが「茶くすみ」です。茶くすみはメラニン色素の色素沈着が原因で起こります。メラニンは紫外線によって作り出されるため、夏や晴れの日だけでなく、冬や曇りの日も紫外線対策を徹底してください。メラニンを排出しやすくするために、ターンオーバーを促す亜鉛の摂取もおすすめです。 肌が赤黒くくすむ「赤くすみ」は、肌の炎症が原因で起こります。炎症して血管が広がって血流が過剰になり、肌が赤く見えてしまいます。赤くすみを改善するには、肌の炎症を抑えることが大切。肌が敏感になっているので洗顔をしすぎないようにして、シートマスクなどで肌を冷やしてあげると、炎症を抑えやすいです。 肌がごわごわするのなら「ごわつきくすみ」の可能性があります。原因はターンオーバーが乱れたことによる角質肥厚です。ピーリングで古い角質を取り除けば、ターンオーバーの正常化につながります。ただ、やりすぎるとターンオーバーを早めてしまうため、週1~2回のスペシャルケアにしましょう。