目立たなくさせるメイクのコツも…「肌のくすみ」の6つのタイプと改善法を専門医が解説
◆自然にカバーできるメイクテクニックも…肌質を根本的に改善する“肌育”が話題
くすみ対策を始めても、すぐに改善するわけではありません。日頃のケアに合わせて、くすみが目立たなくなるメイクを取り入れるのも良いでしょう。くすみを目立たなくするためには、まず「下地で肌全体を均一にする」ことがポイント。毛穴や凹凸、ムラのない状態にしてフラットな肌に整えましょう。下地を塗りすぎると透明感が損なわれ、メイク崩れの原因にもなるので注意してください。 次に、「コントロールカラーで補正」をします。グレーくすみはブルー、青くすみはピンク、黄くすみはパープル、赤くすみはグリーン、茶くすみはオレンジ、ごわつきくすみはイエロー・ブルーのコントロールカラーがおすすめです。特にくすみが気になる部分は、肌より暗めの色のコンシーラーを乗せ、指で叩くようになじませます。その後、肌より明るめのコンシーラーを乗せると、くすみを自然にカバーしやくなります。また、透明感を出しながら色ムラを補正して血色も良くなるので、ベースメイクの仕上げに「多色フェイスパウダーを使う」のもおすすめです。 メイクはその場しのぎなので、日頃のケアが重要です。最近では、肌質を改善することで根本的な原因を取り除き、肌の調子を整え、肌トラブルを予防する「肌育」が注目されています。肌育治療には、どのような施術があるのでしょうか。 「肌育治療は、レーザーなどの機械系やジュベルックなどの注入系など、さまざまな施術があります。注入系は針を刺したり、異物を体内に入れるのは怖いという印象を持つ方も多いようで、初めての方は痛みの少ない機械系などの治療をおすすめします」(共立美容外科 遠山貴之さん) 近年は、肌の土台作りに適していることで注目されている痛みが少ない施術もあるようです。 「肌の土台作りをするおすすめ治療として『ジェネオX』があります。『ジェネオX』は、【1】RF(高周波)と電気刺激(ESA)による引き締め、【2】新しい技術による「酸素ピーリング」、【3】美容成分の「超音波導入」の3つのステップからなる複合美容施術です。 具体的には、肌を引き締めた後に不要な角質や汚れを除去し、再生因子が多く含まれる幹細胞入り美容液を贅沢に浸透させます。そうすることで、健康な肌の土台作りをすることができます。『ジェネオX』は肌への刺激が少なく、痛みやダウンタイムがほとんどないので、初めての方にも受けやすい治療です」(共立美容外科 遠山貴之さん) とはいえ、一度クリニックでの施術を受けて肌育が完結というわけではないので、日頃のスキンケアも重要です。 「共立美容外科ではクリニックの施術だけでなく、お肌に合わせたホームスキンケアの指導も医療従事者が行なっています。肌育でおすすめなホームスキンケアに『KUJIME FUSICA』シリーズがあります。歯髄幹細胞を配合した美容液とクリームで、再生因子が多く含まれていることから、より効果的に肌育をすることができます」(共立美容外科 遠山貴之さん) 紫外線など、さまざまなことが要因となり肌トラブルが耐えない夏を迎える前に、自分に合った肌ケアを見直してみるのも良いでしょう。 共立美容外科 遠山貴之(とおやま たかゆき)さん 日本美容外科学会認定専門医/麻酔科専門医 1997年、順天堂大学医学部卒業。1997年、順天堂大学医学部付属病院・麻酔科に入局。2006年、共立美容外科・歯科に入局。2020年、共立美容グループ・総括副院長に就任。