崎陽軒「シウマイ弁当」がおいしい11の秘密! ごはんは左・右・手前…どの向きで食べるのが正解?
◆おいしさの秘密<3>ごはんがもちもちの秘密とは
シウマイ弁当といえば、「ごはんがおいしい」と答える方がほとんどではないでしょうか。オリジナルブレンドの国産米を使用し、炊くのではなく「蒸す」ことで、おこわのようなもちもち食感を生み出しています。 また、昔ながらの「経木(きょうぎ=薄く削った木)」の容器が使われていることも、冷めてもおいしいごはんの秘密。通気性がよく、湿気を程よく吸収することでべちゃっとしません。経木の蓋(ふた)についた米粒を箸でつまんで食べるのも、シウマイ弁当の醍醐味(だいごみ)ですね。 「俵型」になっている秘密は、1885年、日本で最初に販売された駅弁(※諸説あり)が宇都宮駅の「おにぎり」であったことにならったのでは、とのお話でした。
◆おいしさの秘密<4>人気のおかず「筍煮」どうしておいしいの?
シウマイ弁当の名脇役として不動の人気を誇る「筍煮」。1954年にシウマイ弁当が誕生してから、外れることなくレギュラーの座を守っています。 レシピは明かされていませんが、非常にシンプルな調味料で大量に煮ることで、しっかりと味がしみ込んだおいしい筍煮に仕上がるのだそう。
◆おいしさの秘密<5>「あんず」はいつ食べる?
「最後に食べる」派が多いあんずは、1968年におかずとして仲間入りしました。崎陽軒の広報担当者によると、採用された理由は記録されていませんが、「保存性や口直しとしての存在を考慮して、甘みと酸味を兼ね備えたあんずが採用されたのではないでしょうか」とのお話でした。 1983年に、あんずがサクランボに変わったことがありましたが、お客さまからの要望を受け、5年ほどであんずに戻ったそうです。 All About ニュース編集部が調査した「シウマイ以外の好きなおかず」アンケートでは「あんず」は堂々5位にランクイン!
◆おいしさの秘密<6>詰めるのが一番難しいおかずとは?
崎陽軒横浜工場では、シウマイの製造ラインに加え、2017年8月からシウマイ弁当などの製造ラインも見学できるようになりました。詰めるのが難しく、ベテランスタッフを配置するおかずは「切り昆布&千切り生姜」。両手を使い、かつ端のスペースに美しく入れるのが難しいそうです。