村井駅が26日に新装開業 東西自由通路を新設 長野県松本市
長野県松本市のJR村井駅の駅舎建て替えが完了し、26日に利用開始となる。3階建て駅舎と駅の東西を結ぶ自由通路が新たに設けられ、従来は東側からしか入れなかった改札に西側からも入れるようになる。人口が密集し、高校や病院、商業施設が点在する市南部の玄関で、市は駅舎周辺の整備も進め、令和8年度末に約58億円をかけた事業の完了を予定する。 新駅舎は鉄骨3階建て延べ約1700平方メートルで、自由通路や改札、トイレ、2カ所の待合スペースがある。駅舎改修に合わせ、JR東日本は上り専用のホームを新設した。改札と新ホームなどはJRが供用を始めている。 駅舎1階は、学生の利用を想定した学習の場や、待合スペースになる。2階は市図書館の蔵書の予約本の貸し出し・返却ができるサービスポイントが入り、図書館職員が決まった時間に貸し出し・返却を受け付ける。 臥雲義尚市長は23日の定例記者会見で「西側から駅に入れるようになり、人口が増えている市南西部の市民と、高校や大学に通う人の利便性向上につながる」と期待した。 26日は午前11時からオープニングセレモニーを行い、正午に利用が可能になる。
市民タイムス