「住宅ローン審査前に夫の借金発覚」「持ち分で大モメ」住宅購入の悲喜こもごもを業界のベテランに聞いた
夢を叶えたはずのマイホーム。そこには、さまざまな喜怒哀楽があります。夫婦円満で、子どもたちもすくすく成長、順風満帆な生活を送る家庭もありますが、なかにはマイホームを夢見たばかりに、家族間での“ドロドロ”としたトラブルに見舞われるケースもあるといいます。 不倫、借金……と、これまで多くのエピソードを見聞きしてきたたのは、営業マンとしてスタートした住宅業界でのキャリアは18年以上。現在はマイホーム管理アプリ「マイホム」、プリフィックス注文住宅「PlusMe(プラスミー)」などを手がける、株式会社マイホムの代表取締役・乃村一政さんです。今回は「住宅にまつわる悲喜こもごも」を聞きました。
分譲地内で親交が深まりすぎて…
大きな土地を区画整理し、宅地として小分けして販売する「分譲住宅地」。入居のタイミングも近い新興住宅地の分譲地では、居住者同士が仲よくなりすぎるがあまり、お隣さん同士で情事にふけってしまったケースもあるというのもあるそうで。 「仮にAさん宅、Bさん宅としましょう。僕が九州エリアのある営業マンから聞いたのは、Aさん宅の夫と、Bさん宅の妻が不倫してしまったケースです。親睦を深めるパーティが引き金になったと知ったのは、さらに別のご近所さんからの密告でした。アフターケアのためにと訪問したところ『親睦パーティあの日から、AさんとBさんの奥さんが不倫始まっちゃったらしくて…』と言われて、その営業マンも、驚きよりも正直『そこまで仲よくなってほしくはなかったんだけど…』って感じだったそうです(笑)。 結果、Aさんのご家庭は離婚してマイホームを手放してしまい、Bさんのご家庭は再構築したと聞いています。分譲地には一般的に50~100世帯、大きな分譲地になると300世帯以上が住みますが、PTA不倫というのもあるぐらいですから、異なるご家庭の男女同士がくっついてしまのは住宅業界でも起きるわけです。武勇伝としたいのか、不倫している男性が『じつは、あそこの奥さんと…』と、みずから打ち明けてしまうケースもあるそうで、ここまでくると目も当てられません」