<リオ五輪速報>女子バスケ日本がフランスに金星も準々決勝は米国濃厚
リオ五輪の女子バスケットボールのグループリーグAの最終戦、日本対フランスが13日(日本時間14日)現地で行われ、日本は世界ランキング4位の格上、フランスを79-71で下す金星を挙げた。日本、フランス、トルコの3チームが勝ち点で並んだが、得失点差で惜しくも日本のグループリーグ4位が確定。準々決勝ではグループBの暫定1位のアメリカとの対戦が濃厚。五輪6連覇を狙う大本命を相手にどこまで食い下がれるのか。世紀の番狂わせに期待が寄せられる。 日本は第1Qに得意の速攻から最初のポイントをあげると、本川のカットイン、司令塔の吉田からエース、渡嘉敷のホットラインなども決まり、いいリズムでリードしていたが、リバウンドがとれず、第1Qの終了間際にミスからボールを失い17-19のスコアで第2Qに入った。 そのスタートで吉田と交代で入った町田のスリーポイントで逆転。一進一退の攻防が続くが、日本は懸命のディフェンスで、フランスのオフェンスを封じ込み40-32で前半を折り返した。 グループリーグを上位で抜け出して準々決勝の組み合わせを有利に運ぶためには、3位抜けには13点差以上、2位抜けで15点差以上をつけての勝利が必要だった。格上のフランスを相手に勝利プラス点差まで求められる過酷な状況だったが、第3Qの開始から徐々に点差をつめられる。攻撃のテンポがつかめないのだ。 1分45秒過ぎに40-40の同点に追いつかれたが、近藤の連続スリーポイントシュートの成功などで48-40と再びリード。吉田が個人技でスコアを伸ばして63-54で最終Qへ。吉田は、ここまで20得点の活躍を見せた。 点差を広げたい日本は、ファウル4つの渡嘉敷を残り6分以上ある段階でコートに戻す勝負に出た。町田のスリーポイントシュートが決まって70-58と、12点差をつけたが、日本らしい攻撃のリズムが戻ってこない。残り30秒で9点差。時間との戦略勝負になって、日本は三好がスリーポイントシュートを決めて79-68としたが、それ以上、点差を広げることができなかった。