中国案に「100カ国が前向き」 世界平和サミット欠席国か
【北京共同】中国外務省の林剣副報道局長は11日の記者会見で、中国がブラジルと共に打ち出したウクライナ危機の政治解決に向けた独自提案に「101カ国・国際機関が前向きな回答をした」と発表した。多くがウクライナ提唱の和平案を協議する15、16両日の「世界平和サミット」を欠席する国とみられる。 独自提案は、和平会議にはロシアの同意が必要とするなど、ウクライナに侵攻したロシアとの共同歩調を鮮明にしている。中国はロシアが招かれていないサミットを欠席する方針で、各国に独自提案への賛同を呼びかけており、ウクライナ情勢を巡る世界の分断は深まっている。