「アサガオツリー」ついに完成 2カ月遅れで開花/京都府福知山市
京都府福知山市三和町大身の赤穂正さん(81)が、自宅近くの空き地に高さ約3メートルのアサガオツリーを作った。木と竹の骨組みにつるをはわせ、ツリーに見立てたもので、開花時期から2カ月遅れで花が咲き、ようやく作品が“完成”。「苦労して育てたかいがありました」と喜んでいる。 赤穂さんは花が好きで、これまでから皇帝ダリアやフジバカマなどを育ててきた。また、キャンピングカーで旅をして、各地の絶景を見に行くのも趣味の一つ。雑誌を見ながら次の目的地を検討するなかで、長野県にあるアサガオツリーの存在を知った。 「自分でも作ってみたい」と思い立ち、たまたまあった長さ3メートルほどのシュロの倒木を支柱に、竹20本を斜めにくくりつけて6月に骨組みを制作。元肥をやってから周囲に4種類の苗を40本ほど植え、毎日水やりをして大切に育ててきた。 つると葉は期待通りに成長したが、開花時期の9月中旬になっても花が付かず、「今年は駄目か」と諦めかけていた。しかし、11月10日ごろから花が咲き始め、現在は満開に。昼間も咲いていて、大勢の知人らが見に訪れ、「大作やなあ」と驚いている。 赤穂さんは「暑い時期が続いたからか、開花が2カ月遅れて心配していましたが、咲いてくれて良かった。あと10日ほどは見ごろが続くと思います」と話している。